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平和 広島教区内のよびかけ、とりくみ

⑪原爆の子の像

⑪原爆の子の像(折り鶴の奉納はこちらです。)

この像は、2歳で被爆し、その10年後白血病で亡くなった佐々木貞子さんの死をきっかけに、同級生が呼びかけ日本の学校9か国の寄付をもとにつくられた。像の背後には折り鶴が奉納され、平和への祈りがささげられています。

【参考文献】
「被爆50周年未来への記録 ヒロシマの被爆建造物は語る」
                広島平和資料館 1996
「ヒロシマ散歩原爆遺跡・戦跡をたずねて」植野浩 
                     汐文社1997 
広島市ホームページ

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平和 広島教区内のよびかけ、とりくみ

⑫韓国人原爆犠牲者供養塔

⑫韓国人原爆犠牲者供養塔

1970年韓国人被爆者入れのために、朝鮮王家の一族李殿下が被災後にその姿を発見された場所に近いという本川橋西詰に建立。その後平和記念公園内への移転について各方面から強い要望が出され、1999年広島市との協議により現在の場所へ移設された。

広島に原爆が投下された当時、朝鮮半島から渡ってきた数万人が犠牲になったといわれていますが、詳しい人数は現在でも明らかになっていない。

2023年G7広島サミットのために来日した当時の韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と岸田文雄総理大臣(広島1区)は揃って韓国人原爆犠牲者慰霊碑に祈りをささげた。日韓両国の首脳が慰霊碑に参拝したのは、初めてとなった。

【参考文献】
「被爆50周年未来への記録 ヒロシマの被爆建造物は語る」
                広島平和資料館 1996
「ヒロシマ散歩原爆遺跡・戦跡をたずねて」植野浩 
                     汐文社1997 
広島市ホームページ

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平和 広島教区内のよびかけ、とりくみ

⑬原爆供養塔

⑬原爆供養塔

この供養塔には、世界最初の原子爆弾の投下(昭和20年8月6日午前8時15分)による犠牲者約7万柱の遺骨がおさめられている。爆心地に近いこの地では、多数の遺体が収容され、火葬が行われた。

 昭和20年広島戦災供養会が創立され、市民により仮供養塔、仮納骨堂、礼拝堂が建立、現在の供養塔は昭和30年広島市が中心となって建立され、各所に散在していた遺骨をここに納めた。毎年8月6日を中心に慰霊祭が執り行われている。

毎年、名前のわかっている供養塔に納骨されている納骨名簿が発表されている。この名簿によって、1002名の遺骨が遺族の元に戻りましたが、被爆79年と時を経て、年々問い合わせが減少しています。
(2024年 原爆供養塔名簿 813名)

【参考文献】
「被爆50周年未来への記録 ヒロシマの被爆建造物は語る」
              広島平和資料館 1996
「ヒロシマ散歩原爆遺跡・戦跡をたずねて」植野浩 
                  汐文社1997 
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②臨時帝国会議 跡地

③臨時帝国議会 跡地      中区基町9

明治27(1894)年10月18日から22日まで第7回臨時帝国議会が開かれ、国家予算の2倍の戦費1億5千万の戦争予算を決定。その時の内閣総理大臣は伊藤博文。

伊藤博文は初代朝鮮統監だった1909年、ハルピン駅で朝鮮民族主義活動家トマス安重根(アン ジュングン)に暗殺された。安は、カトリック信者。伊藤博文の死により日韓併合は加速された。(1910)

ビルの谷間にひっそりと碑だけ残っています。

【参考文献】
「被爆50周年未来への記録 ヒロシマの被爆建造物は語る」
                広島平和資料館 1996
「ヒロシマ散歩原爆遺跡・戦跡をたずねて」植野浩 
                     汐文社1997 
広島市ホームページ

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お知らせ ラウダート・シ 広島教区内のよびかけ、とりくみ

ラウダート・シ プロジェクト②

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ラウダート・シ 子どもと女性の権利擁護のためのデスク 広島教区内のよびかけ、とりくみ 正義と平和協議会

社会司牧通信2407

ダウンロードしてお読みください。

司教団『見よ、それはきわめてよかった

――総合的なインテグラルエコロジーへの招き』 

  7月発売   880円税込み

日本司教団文書:教皇回勅『ラウダート・シ』を土台にして、「すべてのいのちを守るための取り組みに参加するよう呼びかける」ための指針になります。

インテグラル・エコロジーとは

「沖縄慰霊の日にあたり」 | 日本カトリック正義と平和協議会

「沖縄慰霊の日」とは、1945年6月23日、沖縄戦での日本軍が組織的な戦闘が終わった日(日本軍司令官牛島満中将の自決)とされています。実際はその後も戦闘が続き、米軍が沖縄戦終了を宣言したのが、7月2日。降伏調印式が行われたのは、9月2日。沖縄戦では、日米合わせて20万人以上の犠牲者が出ています。

【全文】沖縄全戦没者追悼式 平和の詩「これから」朗読  (youtube.com)

  沖縄県立宮古高等学校 3年 仲間友佑さん 
(琉球新報デジタル)

カトリック那覇教区ホームページ | 日本最南端のカトリック司教区 (catholic.jp)

那覇教区ウエイン・バーント司教様の平和メッセージです。

那覇教区では毎年6月23日小禄教会で朝ミサを捧げ、魂魄の塔までの15kmの道のりを祈りながらの平和巡礼を行われています。
        写真:那覇教区 山田圭吾さん提供

チャレンジコラム vol.21

『エコロジーに向かう回心のための霊的な旅路 vol.2

ロクスひよりやま キャプテン 中井 淳 sj 
    (旧下関労働教育センター イエズス会神父)

先月号で触れたのですが、再び、6月の最後の週に、二日間、周防大島の祈りの家でラウダート・シの黙想プログラムをしました。スタッフ5名の他は新しい参加者はいなかったのですが、まだ私たち自身がこのエコロジカルな回心のための霊的な旅路を一通り最後まで終わっていないので、それを私たちがきちんと歩んでからというサインなのだなと思いました。

 昨年の8月にフランスに行った際に偶然に出会った、ラウダート・シを主題にしてイグナチオの「霊操」を行うための本、「エコロジーに向かう回心のための霊的な旅路」は、遂に翻訳を一通りし終え、今年度の社会教説でもテキストとして使うために製本が完了しました。その本を手にしながら黙想をすることで気持ちも引き締まりました。

 前回は3日目まで行ったので、今回は、四日目、五日目です。自然を搾取し、傷つけてしまうこの社会の罪の構造を見つめます。この世界を癒すために、神様は教会が地球を癒すための道具になるようにと呼びかけます。ある意味ですでに暴力の洪水となっているこの世界において、自然と人々を救っていく船に教会はなれるのでしょうか。被造物たちを救いたい神の思いを感じました。五日目は、さらに自分自身の罪を見つめます。知らず知らずのうちに、この「急かし」の社会の歯車となってしまっていないか。自分の日々の行動を動かしている動機は、深い望みから来るものだろうか。あるいは、社会の罪の構造に属するものから来るのだろうか。私は果たして「山の身になって考えているだろうか」。日々の自分自身の振り返りの中にエコロジー的な視点を持つことへの呼びかけを感じました。そして、地球が深刻な危害を受けている中で、自分はそれを目の当たりにはしない場所であぐらをかいていないだろうか。傍観者となってはいないだろうか。この地球を癒すためにさらなる一歩を踏み出すことに躊躇しているのではないか。私自身の罪の傾きが見えてきました。

 私自身がまずは、このプログラムを提供していくために、エコロジカルな回心の道を歩んでいかなければならないのだと胸に刻みました。引き続き、ラウダート・シデスクは、このラウダート・シ黙想プロジェクトのご案内を皆さんに送り続けます。ぜひ、一緒に歩んでいきましょう。

★カトリック広島教区 セクシャル・ハラスメント相談窓口
広島教区子どもと女性の人権擁護デスク★

受付時間 木曜日(祝日を除く)9:00~16:00   
電話番号 080-9795-3676
メール:desk-hiroshima@catholic.hiroshima.jp

***H・Social**H・Social**H・Social**H・Social**

『ともに歩むあたたかさのある教会をめざそう
    ~あたたかさの源泉に立ち返る(典礼活動)』

発  行
カトリック広島教区 平和の使徒推進本部
正義と平和推進デスク
TEL:082-221-6613 FAX:082-221-6019
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ホームページ https://www.social-desk.net/

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J-CaRM お知らせ エキュメニカル

改正入管法 抗議声明

2024年6月14日に参議院で可決・成立した外国籍住民の処遇に関連する3法案について、17日移住連(移住者と連帯する全国ネットワーク)と外キ協(外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会)が相次いで抗議声明を出しましたので、共有させていただきます。

外国人住民との共生を実現する広島キリスト者連絡協議会
    (教区正義と平和推進デスク)

≪声明≫
「永住取り消し法案」の成立に抗議する
~国会審議における政府答弁の検証~
2024 年6月17 日
外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)
6月14 日、「育成就労法案」「永住取り消し法案」「マイナンバーカードとの一体化法案」が参議院で可決され、これら3法案が成立しました。施行は3年以内となっています。
この間、移住者と連帯する全国ネットワークなどの市民団体や、民族団体、弁護士会、労組、教会から反対声明が相次ぎました。私たち外キ協は、永住取り消し法案に反対する署名と、教会共同声明(3月15 日)への賛同を各教会に呼びかけると共に、全国の仲間をつないでオンライン集会を開き(4月26 日、6月7日)、また衆議院・参議院の法務委員会が開かれるときは国会前シットインに参加して、3法案の廃案を各政党に求めてきました。
私たちは3法案の可決・成立に、怒りをもって抗議します。とりわけ永住取り消し法案があからさまな人種差別的法案であるのにかかわらず、政府は問題点を隠蔽する答弁に終始し、十分な審議がなされないまま可決されてしまったからです。
◆当事者の意思を無視した立法化
いま日本に暮らす在留外国人は341 万人となり、そのうち「永住者」は89 万人にのぼり、また「永住者の配偶者等」も5万人となります(2023 年末現在)。
しかし法務省は、永住取り消し法案の作成過程において、永住者やその配偶者から意見を聴取することを、全くしませんでした。また、育成就労法案、マイナンバーカード一体化法案の作成においても同様です。
永住者は日本で長年働き、納税の義務を果たし、その多くが家族を形成し、町内会の会長あるいは消防団員として地域社会に奉仕しています。それにもかかわらず、この法案の対象者である永住者たちの意見をいっさい聞くことなく立法化すること自体、民主主義の原則を踏みにじるものです。
なお参議院法務委員会では、横浜華僑総会の中国人と浜松のブラジル人を参考人として招致しましたが、衆議院では永住者の意見を聞く場は設けられませんでした。地方参政権も認められない永住者=マイノリティ(社会的少数者)の意思をまったく無視し、マジョリティ日本人によるマジョリティだけのための政治は、根本的に間違っています。
◆「根拠なし」の立法目的
永住取り消し法案では、①入管法上の義務を遵守しない、②故意に公租公課をしない、➂窃盗などの罪により1 年以下の拘禁刑に処せられた――とき、永住資格を取り消すとしています。
政府はその立法目的を、次のように説明しました。技能実習制度を廃止して育成就労制度を創設して特定技能制度に連結させるため、「永住に繋がる特定技能制度による外国人の受け入れ数が増加することが予想される」ので、永住制度の適正化を図るために取り消し制度を設ける、と。
しかし、「育成就労」外国人が、「特定技能」に移行して「永住者」になるには、最短で13 年も要します。すなわち、「育成就労」3年、続いて「特定技能1号」5年は、いわば“育成”過程なので、法務省が言う「就労資格」ではないのです(これ自体、日本に意欲をもって働きに来る外国人青年たちを欺く制度設計です)。そのため青年たちは次のステップ、就労資格である「特定技能2号」になり、5年間継続して働けば、やっと永住資格の要件の一つをクリアすることができます。しかも、特定技能の
1号から2号になるには厳しい技能試験があり、日本人でもその合格率は3割と言われています。つまり、多くの「育成就労」労働者を受け入れても、「永住者」が急増するのは13 年後ということになります。
このように、政府が主張する立法目的は、根拠薄弱なこじつけ、詭弁と言うしかありません。
◆「調査なし」の立法化
政府はこれまで「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」において、永住制度について「諸外国の制度及び許可後の状況調査を参考としつつ検討する」としていましたが、今国会では、その資料をいっさい提出していません。政府としては諸外国の永住許可制度や退去強制制度の条文を羅列することができても、「永住許可後の取り消し制度」そのものが、諸外国にはほぼ皆無だからでしょう。
つまり永住取り消しは、日本独自の新制度であり、国際基準からも逸脱したものとなっているのです。
◆「常軌を逸した」立法化
永住取り消し事由の一つに、入管法の義務違反があります。永住者にとって入管法上の義務とその違反に対する罰則は、次のようになります。
①再入国許可なしで出国した場合⇒日本に再入国した時点で「永住資格取り消し」を通告
②住居地の変更届け出(14 日以内)を怠った場合⇒「住民基本台帳法の行政罰:5万円以下の過料」+「入管法の刑事罰:20 万円以下の罰金」、さらに届け出遅延が90 日を超えた場合⇒「永住資格取り消し」
③在留カード不携帯の場合⇒「20 万円以下の刑事罰」
➃在留カードを紛失して再交付申請(14 日以内)を怠った場合⇒「1年以下の懲役または20 万円以下の刑事罰」
⑤7年ごとの在留カード更新をしなかった場合⇒「1年以下の懲役または20 万円以下の刑事罰」――となっていて、いずれの条項も日本が批准している国際人権自由権規約に違反していますが、日本ではそれを全く無視して、永住者にもこれらの過酷な罰則規定が設けられています(2009 年改定入管難民法)。
それに加えて、さらに「永住資格取り消し」条項を広げることは、常軌を逸した、悪意に満ちた立法化に他なりません。
◆「立法事実なし」の立法化
永住取り消し事由に、「故意に公租公課をしないこと」があります。法務省は「永住許可直後に不自然な事情の変更が生じる事案が見受けられる」として、永住許可後に公租公課をしない永住者のケースを挙げて、それが立法事実であるかのように強弁しました。
法務省は、そのような事例が自治体からクレームとしてきていると答弁しましたが、法務省がヒアリングをしたのはわずか7自治体です。それは全国1,741 自治体のごく一部であり、自治体全体の客観的調査ではないことは明らかです。
また法務省は、永住者全体の公租公課未納の状況を調査することはできないとし、日本で出生した実子の永住許可申請をした永住者に関する調査結果を出しました。それによると、永住申請1,825 件(2023 年1月~6月)のうち、住民税未納が31 件、国民健康保険未納が15 件、国民年金未納が213件、その他未納4 件、これら公租公課未納の合計件数は235 件になる、と。
しかし、これらの未納件数はいずれも母数がなく、また未納となった経緯の追跡調査をしていないものであり、正確な未納率は算出できません。また、「未納件数」の合計数だけで、「未納人数」を示していません。国民年金の未納件数213 件にしても、日本全体の国民年金の「最終納付率」(過年度2年目納付率)70~80%から見ればきわめて低いことになります。
それに、2023 年1月~6月はコロナ禍が収束に向かいながらも、日本人も外国人も失業や倒産など苦境から脱することができない時期であったこと、また、永住者の実子の永住申請は出生後30 日以内に出さなければならず、年金などの督促状が来てもすぐに対応できなかったことが容易に想像できます。
したがって、この法務省調査の数値は、永住者の「公租公課未納の低さ」を示すものであって、永住取り消しの立法事実とはなり得ないのです。
◆“永住者の1割は滞納”という官製ヘイト
ところが、法務省がこのサンプル調査の結果を衆議院法務委員会の審議に出した5月8日から、公租公課未納の合計件数「235 件」という数字だけが、「永住者、税金など1割未納」などと一部新聞で報じられ、SNS ではヘイトスピーチの嵐が吹き荒れたのです。
それこそ法務省みずからが、ヘイトスピーチ解消法第2条が定める「本邦の域外にある国または地域の出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動」をおこなったことになります。
◆「法務省の意のまま」に運用
国会審議では、「故意に公租公課をしない」という条文の「故意に」の解釈をめぐって質問が続き、結局、入管庁は「本人に帰責性があるとは認めがたく、やむを得ず支払えないような場合には必ずしも悪質とは言い難い」「そのような場合は故意とはいえない」と答弁しました。しかし、条文にはそのように限定することは明記されていません。
また法務省は、「故意に滞納」「悪質な滞納」についてガイドラインを作成する、との答弁を繰り返しました。しかし、これまで法務省が作成した「在留特別許可に係るガイドライン」において2009 年版では、超過滞在の外国人でも「本邦での滞在期間が長期間に及び、本邦への定着性が認められること」が、在留特別許可の積極要素になっていました。ところが最新版のガイドラインでは、滞在期間が長くても非正規滞在であった場合は「消極要素」と、運用方針が真逆に転換しています。
つまり法務省作成のガイドラインは、その時その時の判断で策定され、しかもその後の改悪もある、という代物なのです。
法務省はまた、「在留カードをうっかり忘れたくらいでは、永住資格を取り消さない」と答弁しました。しかし条文では、「正当な理由があるある場合を除く」というような例外規定が全くなく、すべて法務省の判断、自由裁量に委ねられています。
同様に、法務大臣は「今回の法案は在留資格取り消しではなく、在留資格の変更制度なのだ」という詭弁を使い、さらに入管庁は「(永住資格取り消しの後)ほとんどの場合、定住者となると思われる」
と答弁しました。しかし条文では「法務大臣は、永住者の在留資格をもって在留する外国人について……在留資格の取消しをしようとする場合には……職権で、永住者の在留資格以外の在留資格への変更を許可する」となっていて、しかも「当該外国人が引き続き本邦に在留することが適当でないと認める場合」は在留を認めない、としています。つまり、永住資格取り消しの後、どのような在留資格に変更するのか、あるいは退去強制に至るのか、すべて法務省・入管庁の裁量次第となっています。
◆永住者を通報する公務員
今回の法案で見過ごすことができないのは、永住者の公租公課未払いに対して、国家公務員・地方公務員は「通報することができる」としていることです。超過滞在など「退去強制」に関わる違反行為を発見した時の公務員の通報義務はすでに入管法で定められています。それにもかかわらず、永住者の
公租公課未払いに対してまで拡大することは、きわめて意図的で悪質です。
しかし、国税庁も年金機構も地方自治体も、滞納者を通報することが業務ではないはずです。本来の業務とは、倒産・解雇・大病などで国民健康保険料を払えなくなった永住者に対しては、日本人に対すると同様に「保険料の減免措置」を、国民年金では「年金保険料免除制度」を適用すれば良いのです。
少子高齢化のなかで脆弱となりつつある社会保障制度を、一人でも多くの外国人に「支えてもらう」ことこそ、政府と自治体が取り組むべき業務なのではないでしょうか。
◆永住者たちからの問い
永住者の約1 割が日本生まれだと言われています。彼ら彼女らの国籍が中国、韓国、フィリピン、ブラジルなどであっても、国際人権法上の「自国」とは、「国籍国」だけではなく「定住国=特別な関係を有する国」日本なのです(自由権規約委員会の一般的意見27)。軽微な義務違反・法違反でも永住資格が取り消され、はなはだしくは「自国」から追放されるというのは、道義的にも、憲法および国際人権法からも決して許されないことです。
私たち外キ協は、東日本大震災の翌年から福島の国際結婚移住女性たちと協働の取り組みを進めてきました。移住女性たちは震災後、県内で自助組織を起ち上げて、子どもたちの継承語教室を自力で開き、地元市民とのさまざまな交流プログラムを実施しています。それはまだ小さな点と点にすぎませんが、「共に生き、共に生かし合う」地域社会をめざす働きを続けてきました。そして彼女たちの多くは、震災後13 年の間で、「日本人の配偶者等」の在留資格から、さんざん苦労しながら膨大な書類を揃えて永住資格、彼女たちにとって文字通りの「永住権」を獲得していきました。
先月、彼女たちが口を揃えてこう言うのです。
「私たちの永住権がなくなるというのなら、日本人は滞納したら国籍も住民票もなくなるの?」
この問いに対して、政府も、法案を通した国会議員も答えなければなりません。そして私たちも。

「移民社会」の現実から目を背けてはならない     入管法等の改定に断固抗議する     

2024年6月14日、外国人の日本での生活を不安定にさせる永住資格取消し制度の導入、「奴隷制度」を継承する育成就労制度の創設など、外国人の権利を侵害し、差別を助長拡大する入管法と入管特例法、及び技能実習法の改定法案が、十分な審議もないまま国会で成立しました。

しかしこの改定法は市民社会を分断する、まやかしの継続にほかなりません。外国人の尊厳と権利を奪い続け、管理・監視のもとにおき、都合よく「活用」する一方で、外国人が安定的に暮らすことを阻む法律です。

私たちが技能実習制度の見直しに期待したのは、労働者を労働者として受けいれること、つまり、「移民社会」という現実にふさわしい法改定です。

あらためてここに、入管法等の改定に断固抗議します。

「共生社会の実現」に逆行する永住資格取消し制度は、取り消すべきです!

現在、およそ90万人(23年末現在:891,569人で、在留外国人の26.1%)の外国人が、在留期間に制限のない「永住者」の法的地位で暮らしています。日本国籍をもたない外国人は、在留資格「永住者」を得ることで、定期的に在留期間更新を申請する必要もなく、日本社会の一員として、安心して安定的に暮らすことができます。したがって、永住者が増えることは「共生社会の実現」への一歩でもあるはずです。

それにもかかわらず、「共生社会の実現」を掲げながら、「永住権」を容易にはく奪しうる制度を導入する発想そのものが理解できません。永住資格の取消しは、それまで、日本で築いてきた永住者の生活基盤とその人生、社会資源やネットワーク、人びととの歴史を根こそぎ奪います。    

永住者の多くは日本以外に生活基盤を持たない人たちであり、日本で生まれ育った人たちも多数含まれています。軽微な法違反や義務違反によって永住資格取消しを可能とする     ことは、永住者であっても入管庁の「広範な裁量」により在留継続が認められない不安定さから逃れられないとするものです。永住者のみでなく、その配偶者(在留資格「永住者の配偶者等」)、今後永住資格を得ようとしているすべての外国籍住民の立場を不安定化し、かつ、外国籍住民を共に社会を形成する市民として認めない差別的なものです。真の共生社会の実現を目指す私たちには、到底容認することができません。    

むしろ、より容易に永住資格を取得し、永住者の権利を拡大し、安心して安定的に日本社会で生活できる制度を導入すべきです。

技能実習制度の奴隷労働構造を継承した育成就労制度は、廃止すべきです!

育成就労制度は、「現代の奴隷制」である技能実習制度を「発展」させたものに過ぎず、その構造的問題は「解消」されていません。創設された育成就労制度も、現行の特定技能制度も、労働者としての尊厳や差別の禁止など、国際人権基準にもとづく受入れ制度とはほど遠いものです。

 本人の意向による転籍を容認するとしつつも、受入れ機関や地域への「配慮」から、様々な要件を付けて労働者の権利を制約し、一つの受入れ機関に縛り付けようとする構造は、技能実習制度と何ら変わっていません。変わったのは名称と「目的」のみです。長年、技能実習生を苦しめてきた強制帰国問題などは手つかずです。

 育成就労外国人も、特定技能1号外国人も、技能実習生と同様に家族帯同が認められていません。人間としての社会生活を前提としない制度では、妊娠・出産に伴う「悲劇」が繰り返されることなどが危惧されます。労働者の生活の安定が図られず、家族の結合権を保障する国際人権基準も守られない制度は、直ちにあらためるべきです。来日する労働者は「労働力」というモノではありません。生活者です。人間です。

 技能実習制度の奴隷労働構造こそを「廃止」し、債務労働を排除し、転籍・転職の自由など労働者の基本的権利と労使対等原則を担保した外国人労働者受入れ制度を創設すべきです。

在留カード等とマイナンバーカードの一体化は、廃止すべきです!

 入管法及び入管特例法の改定により、在留カード及び特別永住者証明書とマイナンバーカードの一体化が可能となりました。

 しかし、とりわけ中長期在留者は、在留カードの常時携帯義務が課されているため、もし一体化したカードを紛失した場合には、個人情報漏洩につながる危険性が格段に高くなります。

また、一体化されたカードは、入管庁が在留カード等をベースにマイナンバーカード機能を追加するため、券面が通常の在留カード等と類似したものとなります。その結果、マイナンバーカードを提示する必要がある場合、通常のマイナンバーカードにはない在留に関わる多くの情報が、不必要に相手方に伝わります。これは、個人情報の厳格な取扱いを前提に実施されているマイナンバーカードを外国人に関して緩和するもので、外国人への差別を助長するものと言わざるを得ません。

現在、政府は、マイナンバーカードと健康保険証の紐付けを強行し、任意であるはずのマイナンバーカードの保有を事実上強制しようとしています。このような政府の姿勢を考えると、在留カード等とマイナンバーカードの一体化も、いずれ事実上強制することが大いに懸念されます。かかる一体化は廃止すべきです。

私たちはあきらめません。「公正な移民社会」を目指します!    

日本はすでに「移民社会」です。

しかし、政府は、その事実から目を背け、「移民政策ではない」と強弁し続け、「移民社会」にふさわしい制度や環境の整備を怠り続けています。その姿勢は、今回の法改定でも変わっていません。

 私たちが求めているのは、「移民社会」の実態にふさわしい移民政策です。人間を人間として受け入れ、尊厳と権利を尊重し、安心して安定的に暮らすことができる政策への転換が必要です。管理や監視ではなく、排除や差別ではなく、国籍や民族にかかわらず、社会の担い手として活躍できる公正な移民社会は、持続可能な民主主義社会へのひとつの道すじであり、この社会に暮らす私たち、すべての人にとって心地よい社会です。

 私たちはあきらめません。対等な社会の構成員として互いに違いを尊重しあう社会、誰ひとり取り残されることのない社会を求め、声をあげ続けていきます。公正な移民社会は一人ひとりの参加で、必ず実現します。一緒に歩みましょう。    

2024年6月17日

NPO法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)

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社会司牧通信2406

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第3回脱核部会オンライン学習会「大地震と原発」開催(2024年6月8日) | 日本カトリック正義と平和協議会 (jccjp.org)  *要申込み

日時:2024年6月8日(土)15:00~16:30

講師:近藤享子さん(伊方から原発をなくす会)

4月に四国地方西部で震度6の地震が起きました。伊方原発は、広島教区の対岸に位置しています。伊方原発(稼働中)で事故が起きれば、広島教区にも影響があるということは想定内です。果たして大丈夫でしょうか? まずは知ることから始めましょう。

世界宣教月間2024 | 世界宣教月間 | 教皇庁宣教事業 J-MISSIO

今年も宣教川柳の募集が始まっています。  5/1~9/30

今年のテーマは「行って、見かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい(マタイ22:9)」

ふるってご参加ください!

名古屋教区 能登半島地震被害についての報告と対応(8)スタッフ募集について | カトリック中央協議会 (catholic.jp)

カリタスのとサポートセンターでは、常勤スタッフを募集しています。
①事務局スタッフ  ②ベース運営スタッフ 

希望される方は、まずボランティアを現地で体験してみてください。
まだまだ現地は1月から時間が経っていないような状況です。引き続き被災地のためにお祈りください。

第34回 永井隆平和賞の作品を募集します | 雲南市ホームページ (city.unnan.shimane.jp)

島根県雲南市三刀屋の永井隆記念館に行かれたことはありますか? 2021年4月にリニューアルオープンしています。伯雲協働体では、毎年秋に永井隆博士追悼・平和祈願ミサをささげています。永井隆平和賞は、小学生から一般まで「愛」と「平和」に対する考えやメッセージを表現した作文を募集しています。                       (募集期間:6/1~7/24)

雲南市 永井隆記念館 | 雲南市ホームページ (city.unnan.shimane.jp)

(近くの三刀屋川河川敷は桜の名所です。ソメイヨシノの後、4月中旬~下旬には黄緑色の花を咲かせる「御衣黄(ぎょいこう)」というめずらしい桜も開花します。)

チャレンジコラムvol.20

『エコロジーに向かう回心のための霊的な旅路』

    ロクスひよりやま キャプテン 中井 淳 
    (旧下関労働教育センター イエズス会神父)

昨年の8月にフランスで出会った本がありました。それはラウダート・シをテーマにしてイグナチオ・ロヨラの神と出会う祈りの方法である霊操をしていく本です。その『エコロジーに向かう回心のための霊的な旅路』という本を、時間を見つけては翻訳してきて、ある程度一つの形になりました。これを基に信徒の人々が黙想できるプログラムを作りたいという思いが少しずつ実現していく道が見えてきました。

 柳井教会の信徒のYさんは、周防大島にある、元はバプテスト派の教会であった「花咲く郷 祈りの家」を管理されています。以前から、Yさんは、『ラウダート・シ』を熱烈に熟読されていて、何か一緒にできないかと声をかけてくださっていました。Yさんにこのプログラムについて話をすると、祈りの家を使ってぜひやってみましょうということになり、「ラウダート・シ」デスクのWさんと、子ども食堂で繋がっている下松教会のSさんと一緒に、試験的に、二泊三日のプログラムを周防大島で行ってみました。8章立ての本なので、その中の3章分を駆け足で行う感じにはなりましたが、本当に恵み深い時間となりました。

 神さまの時間は、私たち人間がせきたてられてしまうこの現代社会の忙しい物理的な時間を超えています。その計画は長い時間をかけて実現されていくのです。でも、小さな種は、大きな木へと成長していきます。私は、『ラウダート・シ』を初めて手にした時、自分にはエコロジーのことは深刻な問題だけれど、どう関わっていけばいいのか難しかったけれど、それでも時間をかけながら、その道が開かれていっていることを感じました。そして、Wさんや、Yさんに出会えたこと、一つ一つの出会いに意味があることを、畑や、海辺で祈りながら、感謝の思いで感じていました。

毎日の夕方にミサを行い、ミサの説教の代わりに、それぞれの祈りの内容を分かちあいました。それはとても深い「霊的な対話」の時間となりました。このプログラムを、定期的に希望者たちに提供していけたらと思います。多くの人々がこの「エコロジーに向かう回心のための霊的な旅路」を歩んでいくならば、きっとささやかなさざ波が、社会を変えていく波へと成長していくのではないかという希望が、浜辺で、頬を撫でる風を感じながら、水面に沿って飛んでいる鳥の姿を見ながら、寄せてくる波に足を浸しながら、生まれてきました。

★カトリック広島教区 セクシャル・ハラスメント相談窓口
:広島教区子どもと女性の人権擁護デスク★

受付時間 木曜日(祝日を除く)9:00~16:00   
電話番号 080-9795-3676

メール:desk-hiroshima@catholic.hiroshima.jp

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『ともに歩むあたたかさのある教会をめざそう~あたたかさの源泉に立ち返る(典礼活動)』

発行 カトリック広島教区
平和の使徒推進本部 正義と平和推進デスク

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カテゴリー
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社会司牧通信2405

第58回「世界広報の日」教皇メッセージ(2024.5.5) | カトリック中央協議会 (catholic.jp) 

AIと心の知恵―真に人間らしいコミュニケーションのために

★注目!6月に開かれるG7にパパ様が参加されることが発表されました。

教皇、伊プーリア開催G 7の人工知能めぐるセッションに参加 – バチカン・ニュース (vaticannews.va)

日本の司教団、アド・リミナへ | カトリック中央協議会 (catholic.jp)

4月8日~13日にフランシスコ教皇に謁見するために、日本の司教団一同がローマに揃いました。2015年以来のローマ訪問。教皇庁各省庁を訪問され、日本の宣教司牧について報告されました。

共同体の取り組み紹介 | 「ラウダート・シ」デスク (laudatosi.jp)

3月に行われた広島教区チューブロ記事が、掲載されています。

今回のテーマは「環境・エコロジー」。若者たちの感性で、これからの地球環境問題について考え、行動します。                  (報告:青年活動企画室)

★広島教区 第1回「宣教ひろば」 講演会         『霊における会話』を始めるために

・テーマ:「広島教区あるいはあなたの小教区が教会の本来の使命を果たすために、どのようにすればシノドス的教会(ともに歩む教会、あたたかさのある教会)になっていくことができると思いますか」

・みことば:「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」(ヨハネ15;5)

今回の「宣教ひろば」では、「霊における会話」を、10グループに分けて体験しました。

2024年04月29日 カトリック広島司教区第1回「宣教ひろば」①(開会・講演・説明) (youtube.com)

『シノドス第一会期から見えてきたこと』

講師:Sr.弘田しずえ べリス・メリセス宣教修道女会 
  16回世界代表司教会議(シノドス)準備委員会メンバー

2024年04月29日 カトリック広島司教区第1回「宣教ひろば」②(講話・閉会) (youtube.com)

『これからの日本の教会が目指すこと』

 講師:小西広志神父 小さき兄弟会(フランシスコ会)
 カトリック中央協議会シノドス特別チームメンバー
  東京教区瀬田教会主任司祭

(6/7)難民・移民キリスト者フォーラム2024 – GAIKI-KYO (gaikikyo.jp)

 日時:2024年6月7日(金)  18:30~20:30
 場所:在日韓国基督教会館 大阪市生野区

 対面とオンラインの申し込みができます。(前日まで)

カトリックからの報告:カトリック大阪高松大司教区社会活動センター シナピス:ビスカルド篤子さん他

【主催】外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)/ 外国人との共生をめざす関西キリスト教代表者会議(関西代表者会議)/ 外国人との共生をめざす関西キリスト教連絡協議会 (関西外キ連)/ マイノリティ宣教センター(CMIM)

チャレンジコラムvol.19

カリタス広島 発足しました

        カリタスジャパン・広島 担当司祭
        カトリック岩国教会 主任司祭
                   久保裕己

 4月20日、発足式ミサを持ってカリタス広島が正式に発足しました。白浜司教様に司式をしていただき、また多くの方々に参加していただき誠にありがとうございます。

カリタス広島の精神はまさに「愛のわざ」(カリタス)であり、キリストに従う私たちすべてが持つべき心でもあります。まさにカリタス広島の目指すところは互いに愛し合う社会の絆となる事です。いよいよ動き出す新しいグループですが、皆さんのご協力をお願いいたします。

 カリタス広島には災害サポートも含みます。いつ何時起きるかわからない災害ですが、その為の準備や連携造りを進めたいと考えています。災害が起きる前からの関係作りが、いざという時の力となります。教区内にある様々なボランティアグループの連携、教会外の社協や福祉との連携、信徒同志、人と人との関りを互いに愛し合うものと出来ますように。

 私からお願いしたいのは、カリタス広島に助けてもらうという受け身な考えではなく、一緒に助け合うという積極的な協力です。あれが出来るこれが出来ないではなく、まずは繋がるということ、互いに愛し合う姿を目指していきましょう。

発足式の様子が、岡山鳥取地区 広報室HPに掲載されています

カリタス広島発足式 – カトリック岡山鳥取地区広報室 (treeingarden.com)

 *久保神父様のチャレンジコラムは、カリタス広島の発足をもって終了といたします。

★カトリック広島教区 セクシャル・ハラスメント相談窓口 : 広島教区子どもと女性の人権擁護デスク★

受付時間 木曜日(祝日を除く)9:00~16:00        電話番号 080-9795-3676

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      ~あたたかさの源泉に立ち返る(典礼活動)』

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