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広島教区内のよびかけ、とりくみ

社会司牧デスクからのお知らせ 7月号を発行しました

社会司牧デスクから毎月各小教区、修道院にお送りしているお知らせを掲載いたします。

平和の使徒推進本部 社会司牧デスクからの
お知らせ 2020年7月

 8月の平和行事が目前に迫ってきました。今年は限られた範囲の中での開催となりますが、被爆75年の記念の年でもあります。昨年来広された教皇フランシスコの言葉を思い起こしながら、それぞれの場で祈りをささげたいものです。

「思い出し、ともに歩み、守る。この三つは倫理的命令です。これらは、まさにここ広島において、よりいっそう強く、より普遍的な意味をもちます。この三つには、平和となる道を切り開く力があります。ですから、現在と将来の世代に、ここで起きた出来事の記憶を失わせてはなりません。より正義にかない、いっそう兄弟愛にあふれる将来を築くための保証であり起爆剤である記憶、すべての人、わけても国々の運命に対し、今日、特別な役割を負う人たちの良心を目覚めさせられる、広がる力のある記憶、これからの世代に向かって言い続ける助けとなる生きた記憶をです。——二度と繰り返しません、と。」
(2019年11月24日 「平和のための集い」(広島・平和記念公園)での教皇メッセージより)

①災害サポートセンターより
 2020年九州豪雨に関する情報は、福岡教区のホームページ「災害支援特設サイト」に掲載されています。募金等の案内がございますが、各自でご確認のうえ、支援をお願いいたします。☟
http://fukuoka.catholic.jp/dedicated/2020kyushu-floods/
 なお、広島教区内において、このたびの大雨による被害を受けられた方がおられましたら、ご相談ください。

②正義と平和協議会より
 「正義と平和ひろしま」52号が発行されました。倉敷での「平和を創る人々の集い」や、長束でのアーサー・ビナードさんのお話など、昨年度の活動報告が中心となっております。ご関心のある方は、ご連絡ください。

③子どもと女性の人権擁護デスクより
教皇庁教理省は7月16日、未成年者に対する司祭による性虐待の告発に、司教や修道会上長、教会法学者がどう対応するかを手順ごとに示す「ハンドブック」を公表しました。詳細はカトリック新聞7月26日号に掲載されていますが、このハンドブックは教会指導者が被害者や告発者、司法当局やメディアに対してとるべき明確な方針や手続き、姿勢を示すことを目的としているとのことです。
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ハラスメント、などというと、教会では触れてはならないもののような話と捉える方も多いと思いますが、少し視点を変えれば、自分の所属する共同体(家庭や職場も含めて)において、他の人とどのような関係にあるのかということを見直すことが大切なのではないでしょうか。
本来対等であるはずの関係に、力の差が生じた上下関係ができ、上となった者が下の者に対してコントロール(支配、強制)してくることがあります。そのコントロールを強めるために暴力が用いられることがあります。暴力とは、身体的暴力だけではなく、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力も含みます。この力の差や、コントロールは目に見えにくいものですが、ここに気づき、問題があると感じた場合には、信頼できる人に相談することも必要でしょう。一人で抱え込まないで。

さいごに・・・
教皇庁生命アカデミーから、コロナウイルス感染拡大に関する新たなメッセージが7月22日付で発表されています。
現在の悲劇に過度の消費主義の影響を読み取って回心を促し、国際協力と連帯を強く訴える文書です。日本語はこちらから☟
http://www.academyforlife.va/content/dam/pav/documenti%20pdf/2020/Nota%20Covid19%2022%20luglio/testo%20pdf/Humana%20Communitas%20in%20Age%20of%20Pandemic%2C%20Japanese%20translation.pdf