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平和 広島教区内のよびかけ、とりくみ

⑬原爆供養塔

⑬原爆供養塔

この供養塔には、世界最初の原子爆弾の投下(昭和20年8月6日午前8時15分)による犠牲者約7万柱の遺骨がおさめられている。爆心地に近いこの地では、多数の遺体が収容され、火葬が行われた。

 昭和20年広島戦災供養会が創立され、市民により仮供養塔、仮納骨堂、礼拝堂が建立、現在の供養塔は昭和30年広島市が中心となって建立され、各所に散在していた遺骨をここに納めた。毎年8月6日を中心に慰霊祭が執り行われている。

毎年、名前のわかっている供養塔に納骨されている納骨名簿が発表されている。この名簿によって、1002名の遺骨が遺族の元に戻りましたが、被爆79年と時を経て、年々問い合わせが減少しています。
(2024年 原爆供養塔名簿 813名)

【参考文献】
「被爆50周年未来への記録 ヒロシマの被爆建造物は語る」
              広島平和資料館 1996
「ヒロシマ散歩原爆遺跡・戦跡をたずねて」植野浩 
                  汐文社1997 
広島市ホームページ