⑫韓国人原爆犠牲者供養塔
1970年韓国人被爆者入れのために、朝鮮王家の一族李殿下が被災後にその姿を発見された場所に近いという本川橋西詰に建立。その後平和記念公園内への移転について各方面から強い要望が出され、1999年広島市との協議により現在の場所へ移設された。
広島に原爆が投下された当時、朝鮮半島から渡ってきた数万人が犠牲になったといわれていますが、詳しい人数は現在でも明らかになっていない。
2023年G7広島サミットのために来日した当時の韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と岸田文雄総理大臣(広島1区)は揃って韓国人原爆犠牲者慰霊碑に祈りをささげた。日韓両国の首脳が慰霊碑に参拝したのは、初めてとなった。
【参考文献】
「被爆50周年未来への記録 ヒロシマの被爆建造物は語る」
広島平和資料館 1996
「ヒロシマ散歩原爆遺跡・戦跡をたずねて」植野浩
汐文社1997
広島市ホームページ